決済サービス「Square」を運営する米 Block は 2 月 26 日、全従業員の約半数にあたる 4000 人超の削減を発表した。AI 活用により業務自動化が可能になったことを主因とし、現在の約 1 万人体制を 6000 人規模へ縮小する。共同創業者兼 CEO のジャック・ドーシー氏は、段階的な削減より一括対応を選択したと説明。
第 4 四半期決算は売上高 62.5 億ドル、調整後 EPS は 0.65 ドルとアナリスト予想と一致し、通期の利益見通しは市場予想を大きく上回った。粗利益は前年比 24% 増の 28.7 億ドル。レイオフ費用は約 4.5 億ドルから 5 億ドル (約 700 億円 〜 780 億円) を見込み、大半は第 1 四半期に計上される予定。発表を受け、株価は時間外取引で 24% 超急騰した。
米 Pinterest、1 月 27 日に全従業員の 15% 未満を対象とした人員削減を発表後、レイオフ状況をトラッキングする社内ツールを開発したエンジニア 2 名を解雇。会社側は解雇理由について、エンジニアらが機密情報に不正アクセスし、対象者の氏名や拠点を特定・共有したことが社内規定およびプライバシー保護に抵触したと説明。
ビル・レディ CEO は全社会議で「建設的な議論と会社の方向性に反する妨害行為は明確に区別される」と述べ、AI 投資への資源集中を目的とした再編成の重要性を強調した。今回の人員削減は 9 月末までに完了する予定。
米アマゾン、約 1 万 6000 人の従業員削減を発表。昨年 10 月に開始した組織改革の一環で、階層削減と官僚主義排除を目的としている。米国従業員には 90 日間の社内転職機会を提供し、転職できない場合は退職金や就職支援を実施する。同社は戦略分野での採用と投資は継続するとしている。
米 Meta は 13 日、メタバース開発を担う「Reality Labs」部門で 1000 人超の人員削減を実施すると発表した。Bloomberg によると同部門は 2021 年以降、累積 710 億ドル (約 11.3 兆円) の赤字を計上。市場の反応が芳しくないメタバース構想から事実上後退し、経営資源をウェアラブル端末や AI 搭載メガネへ集中させる方針。
今回の削減は 2026 年における SF ベイエリアのテック大手初の大規模レイオフとなる。同社は先月、投資軸をメタバースからウェアラブルへ移すと表明済み。需要が堅調な AI メガネなどの生産体制を強化し、不採算部門の圧縮による再投資を図る。