米ストレージ大手 Western Digital (WD) のアーヴィング・タン CEO は、2026 年分のハードディスク製造キャパシティが事実上完売したことを明らかにした。決算説明会で述べたもので、AI インフラ拡充に伴うデータセンター需要を背景に、主要顧客 7 社との間で供給枠の割り当てが完了。2027 年から 2028 年にかけての長期契約も成立しており、品薄状態が長引く見通し。
同社の売上構成はクラウド向けが 89% を占める一方、一般消費者向けは 5% まで低下。AI 学習用データの蓄積に不可欠な大容量 HDD の需要が、従来の PC 市場を圧倒している。供給不足とコスト高騰を受け、HDD 価格は過去 2 年間で最高水準に達しており、個人向け製品のさらなる値上がりや入手困難な状況が続く恐れがある。
オランダ半導体製造装置大手 ASML、2025 年第 4 四半期受注額が 132 億ユーロ (約 2.4 兆円) に達し、市場予想を大幅に上回る。AI 需要拡大を背景に 2026 年売上高見通しも 340-390 億ユーロへ引き上げ、強気の見通しを示す。同時に 2028 年末までの 120 億ユーロ (約 2.2 兆円) 規模の自社株買い計画を公表。
一方、組織の機敏性向上を目的とした人員削減も発表。オランダと米国を中心に約 1700 人の人員削減を実施する方針。中国市場向け売上比率は、輸出規制の影響により昨年の 33% から 2026 年には 20% まで低下する見込み。
米 Backblaze、2025 年通期の HDD 故障率統計を公開。運用中の 34 万台超を対象に、世代交代と信頼性の推移を分析。初の 26TB モデル (WD 製) を導入する一方、Q4 に故障率 10.29% を記録した HGST 8TB モデルの退役を決定。
年換算故障率 (AFR) は 1.36% と 2022 年以来の低水準を記録。14〜16TB モデルが全体の 52% を占め、低故障率を維持。